世界で最もスリリングな「バルコニー」へようこそ。
いま、世界の建築シーンでトレンドといえるのが「キネティックファサード」です。つまりは可動式要素をファサードに取り入れた建造物。その技術を集合住宅に活かした、革新的な窓枠をご紹介。なんと…
ボタン操作ひとつで
窓枠がバルコニーに
トランスフォーム!
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Hofman Dujardin氏率いるアムステルダムのデザインアーキテクト「HofmanDujardin Architects」によって開発されたBloomframeは、窓枠が自動で建物の外側に突き出してバルコニーへと変形する、いわば収納型バルコニー。これぞ近未来の住宅と呼びたくなるようなアイデアですが、なんと実際にオランダの集合住宅で導入済みだとか。2008年より実用化に向けて試験運用が始まっていたというから驚きです。
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ご覧の通り、わずか数十秒のうちに自動で窓が大変身。正直、日本の建築法では認可が下りなさそうですが、見方を変えれば電動開閉式の窓と言えなくもない!?
必要な時だけ登場する
スリル満点「窓の外」
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ボタン操作ひとつで、彼女の目の前の窓がギュイーンと開いていきます。
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サッシが建物の外側にせり出していき、窓の下部がふたつに折れる。
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そして、窓の下半分が床面と化し、バルコニーの完成!といった具合。
それにしたって、足元はクリアな窓ガラス。ヒヤヒヤ感たるや相当なものでしょうね。どうやらオプションで、足元部のガラスが不透明になるタイプもあるようなので、高所恐怖症の人でも安心。
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ところで、肝心なのはその強度。耐荷重設計はどのくらいまで大丈夫なの?メーカー発表によると、成人男性が10人くらいバルコニー状態で立っても問題ないようだから、チェアを出してサイドテーブルを用意するくらいではビクともしないようですよ。
そして、Bloomframeはこれから建設予定の新築に限らず、窓枠さえ企画が合えば後付けでもはめ込み可能なんだそう。もしかしたらそう遠くない将来、旅行先のホテルの窓がギュイーン…なんてこともなくはない?かも。
都市景観をとけ込む次世代型バルコニー
上記の動画では、パリ、ニューヨーク、リオデジャネイロの街に建つ高層マンションにBloomframeが設置された際のイメージシーンが。都市景観を考えたとき、やっぱり収納型のバルコニーは断然きれいに映りますね。