世界で初めて投稿された「YouTube動画」あまりにも平凡だった
何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?
YouTubeが設立
いまや動画は、インターネット上で情報を得るにも発信するにも、なくてはならないコンテンツのひとつ。なかでもオンライン動画配信サービスの先駆といえば、ご存知「YouTube」です。
もう、当たり前に生活のなかにありすぎて、いつからYouTubeが配信サービスを始めたのかさえ覚えていないって人の方が多いのではないでしょうか?
一般ユーザー向けに提供開始されたのが18年前の2005年12月のこと。遡ること同年2月15日にYouTube , Inc.が設立されました。
PayPalの元従業員チャド・ハーリー、スティーブ・チェン、ジョード・カリムの3人によって設立されたYouTube。公開から1年あまりで一日の再生回数は1億回を突破、2006年11月にはGoogleが買収し大きな話題となりました。
全世界のソーシャルメディアユーザー数が45億人と試算されているなか、およそ23億人以上が月に1回以上はYouTubeに触れているそうで、ネットユーザーの1/3にあたるこの数字はまさしく驚異的、ですよね。
さて、そんなYouTubeのスゴさをあらためてここでご紹介したいわけではありません。何にでも“最初”があるように、YouTubeにも1発目があるわけですよ。
知ってます?世界で初めて投稿されたYouTube動画。
それがコチラ。『Me at the zoo』をどうぞ!
2005年4月24日、アカウント名「jawed」で投稿された、わずか19秒のこの動画こそがオリジン。
動物園のゾウの檻の前で、「めっちゃくちゃ鼻が長いんだよね〜」なんて具合に感想を述べる青年、彼こそがYouTube創設者のひとり、カリム氏。
ハチャメチャなおふざけ動画でもなければ、やってみた系コンテンツでもなし。正直言います、退屈すぎるだろ!(笑)
失礼しました。それでも、お試し投稿感しかないこの動画こそが記念すべき第1号であり、すべての歴史の始まり。
それを多くのユーザーが理解しているんでしょう。
ネットの世界の“石碑”のような存在に立ち寄る視聴者は後を絶たないようで、すでに2.5億回以上再生され、ついた「いいね」は1289万。さらには記念にコメントを残していくもんだから、すでにコメント数は1100万越え!
星の数ほど動画投稿があるなかで、ここまでコメントが付いたコンテンツは、後にも先にも『Me at the zoo』ただひとつ。
せっかくの記念日ですから、コメントいかがです?