「YouTube」が全動画を「標準画質」に落として配信。その理由とは?
今月24日、「YouTube」は全世界へ配信するすべての動画で、デフォルト設定を“標準画質”に変更することを発表。新型コロナウイルスの感染が拡大し、インターネットを使用する時間が増加するなかで、ネットワークの負荷を軽減することが狙いだ。
YouTubeは4Kなどの高画質動画の配信もおこなっており、利用者のネットワーク回線速度に応じた画質で動画が再生される仕組みになっていた。
これからは利用者の回線速度に関係なく“標準画質”に設定され、高解像度の映像をみたい場合は手動で選択する必要がある。今回の変更はすでに施行されていて、どうやら30日間続ける予定のようだ。
YouTubeのアクティブユーザーは現在約20億人いるといい、利用の需要も新型コロナウイルスの影響で増加傾向であるという。しかしながら、利用時間に分散がみられ、ピークタイムの需要は落ち着いてるのだとか。
たしかに、暇になると観る時間が多くなってしまう動画サイト。どうやらヨーロッパでは「Netflix」や「Amazon Prime」も画質を落として配信をおこなっているようで、通信インフラを確保するためのやむを得ない判断といえるのだ。
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