4児のママが、YouTubeを参考にしてマイホームをセルフビルド!

4人の子どもを女手ひとつで育てることになった母親のカーラさんは、家族で移り住むための新居を探していました。しかし、広い家は高すぎて買えないし、手が届く価格の家は狭すぎました。

そこで彼女は、勇気ある決断を下すことに。マイホームを、自力で建てることにしたのです。参考にしたのは、YouTubeで紹介されていたチュートリアル。こんなに立派な家ができあがるだなんて、侮れません。

プログラマーとしてフルタイムで働いていた彼女は、学校に通っている家族とともに、早朝や帰宅後の時間を使って、マイホームづくりを進めました。はじめに、一番上の息子と設計図をつくり、動画で建築の方法を調べ、必要な材料を揃えていきました。

2008年当時はスマホを持っていなかったため、旧家と現場を行ったり来たりし、PCで調べものをしながら作業。大変だったようですが、パートナーがいなかったぶん、迷いなく決断し行動に移せたとも。

「すべて自分の力で成し遂げるのは簡単なことではありません。どんな材料を買うのか、どんな設備やフロアにするのかを自分で決めなければなりませんから、大きな決断を何度もしなければなりませんし、コンクリートのブロックを動かすのはかなりハードワークです。基礎をつくるのが一番大変でした」。

4人の子どもは、上から17歳、15歳、11歳、2歳。ひとりは、一番下の子の面倒をみる係です。建設の知識や経験がある友人に手伝ってもらうこともありましたが、9ヶ月ほどかけて無事完成。購入すれば6,000万円近くかかるような大きな家を、2,000万円未満で建てることができました。住み心地はどうなのでしょう?

「自分で建てた家で暮らす気分は素晴らしいものです。どこをどうやって建てたのかがすべてわかり、そのときのことを思い出して話すたびにみんなで笑いあっています。家族の距離も近くなります。大きな夢への挑戦も怖くなくなりました。不可能に思えることでも、やってみるべきだと思います」。

その後、彼女は家づくりや家族のことをまとめた書籍『Rise, How a House Built a Family』を出版。YouTubeやインターネットで物事を学ぶことが常識になっているとはいえ、その行動力に驚かされますね。

Licensed material used with permission by Cara Brookins
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。