生後10週間の赤ちゃんを背負い「バックパック」するママ
生まれてから10週間しか経っていなかった赤ちゃんを背負い、旅に出たのは、看護士のカレンさん(31歳)。産休をつかって旦那さんと一緒に世界を周る旅に出た。
案の定、周りには「狂った母親」なんて言われたが、すでに10カ月ほど無事に旅行を続けており、愛娘のエスメちゃんはスクスクと育っている。
生後10週間の赤ちゃんと
バックパック
妊娠前からモーレツにバックパック旅行をしたいとお互いに話していたという夫婦。さすがに妊娠した時にはその夢を断念しなければならないと頭によぎった。が、やっぱり出発を決意。
カレンさんは産休を取得し、夫のショーンさんは仕事をやめ、持っていた車を売却、住んでいた家を引き払って旅に臨んだ。もちろん、エスメちゃんはワクチン注射もバッチリ。
ロンドンで出産したのちに、ママの母国であるアイルランドに向けて出発。その後、ニュージーランド(パパの母国)のほか、オーストラリア、シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、台湾、香港などなど。今は各国を転々としている真っ最中だ。
彼女のブログ「Travel Mad Mum」には、旅の記録や、観光地を紹介するほか、現地にあるベビー用品の情報などが書かれている。
まだ小さいため、抱っこして移動するのは比較的ラク。なかには危なっかしいシーンを捉えた写真もあるが、刺激的な体験ができているようだ。
彼女のブログにあるコメントを紹介。
「順序さえ守れば、シュノーケリングやダイビング、なんだってできます。産休の使いみちとして、バックパック以外のことは考えられませんでした。この子は、いろんな国の空気を吸い、その視点やニオイを感じて育っています。
たしかに、他の子どもと接する時間がなかったり、一箇所に定住したことがなかったりするけれど、勉強は図書館でもできるし、彼女もとても楽しそうです。ロンドンに帰ったら、旅行よりも楽しい遊びを見つけるのが大変かもしれませんね。みんな、旅行に子どもは邪魔になるって言っていました。けど、そんなことはありませんよ」
「Closer」では、「世界一小さなバックパッカー」なんて呼ばれているエスメちゃん。幾つものメディアに取り上げられ、世界中の注目を浴びることになった。一体どんな子に育つのだろう。
旅の最新情報は、FacebookやInstagramでチェックできる。2016年2月12日には、アンコールワットで撮影された写真がアップ。カレンさんの旅行記は、子どもを連れて海外旅行したい!と思っている人には、参考になる情報がたくさんあるはずだ。