子育てに安心感を与えてくれる赤ちゃんのウェアラブルバンド
わが家に二人目の子どもが生まれたとき、パートナーと同じくらいに僕が感謝したのは2歳年上の長男でした。なぜって、彼のときは日々の子育てがつねに手探りだったから。
部屋の温度は暑すぎないか、呼吸はちゃんとしてるかなんて、不安に思えばキリがなくて。そんな経験をすべて活かしながら、こうやって親として、慣れて経験を積んでいくことが大切なんだと思っていました。
だけど、未来は必ずしも同じとは言えなさそうです。この分野において、テクノロジーの進化はパパやママの不安をどれだけ癒してくれるのでしょう。
赤ちゃんの発するサインを
スマホでチェック
スマートウォッチやスマートリングをはじめとしたウェアラブル端末が、ついに赤ちゃん(乳幼児)の手首にもやってきたようです。
チェコのデジタルデザイン会社が開発したこの「Neebo」は、Bluetoothを使って、パパやママのスマホと連携し、赤ちゃんの体温や心拍数、血液中の酸素濃度などのバイタルサインを一元管理するデバイスだそう。
つまりは顔色が悪いとか、いつまでも泣き止まないとか、これまで感覚に頼ってきた赤ちゃんからのSOSを数値化して知らせてくれるガジェットということです。
もちろん、赤ちゃんの発するサインが分かったところで、結局はその後の対応がカギだということは人の親なら承知の上でしょうが。
赤ちゃんの体に異常を感知すると、スマホを介して警告のアラートが飛んできます。
たとえば、生後3〜4ヶ月までしっかりと首が座わらない赤ちゃんは、うつぶせ状態になってもひとりで寝返りを打てず、頭を持ち上げることもできません。パパやママがちょっと目を離している間に…なんて危険な思いは、子を持つ親であれば一度は経験しているはず。こうした異常にいち早くNeeboがアラートを伝えてくれるなら、たしかに心強い。
また、Neebo側にはスピーカー機能も搭載していて、離れた場所からでも赤ちゃんの寝息を聞くこともできるそうです。
デリケートな赤ちゃんの肌を傷つけてはいけない。医療現場で使われているトップグレードのシリコンを応用。Neebo本体のサイズも極力小さくなるよう、1セント硬貨(直径25ミリほど)を意識してのものだそう。
なんでも開発者も育児真っ只中のイクメンパパだそうで、一時も気を休めることができない自身の子育て経験を元に、子育ての不安を少しでも軽減するためのアイデアとして開発したようです。同じ男親として、そのキモチ分からなくもないな。