子どもを「愛され経験豊富な人」に育てる10の方法
親が子供にしてあげたいことって山ほどあるんです。生まれる前はあれもこれも、なんでもしてあげたいと思っていたのに、実際に生まれると、毎日の生活でいっぱいいっぱいになって、ついそんな気持ちは忘れがち。
でも、子供のことが大切っていう気持ちはずっと持っている。そんなあなたの気持ちを伝えるためには、何も特別なことをする必要はないんです。
ちょっとしたことだけど、子供が愛情を感じてくれる、そんな10個の方法を「Collective Evolution」でALEXA ERICKSONさんが紹介していました。日本人の私たちにも共感できる内容が詰まっていました。
01.
「スキンシップ」は
一番の愛情表現
キスして、ハグして、背中をぽんぽん、ときにはソファでいっしょにゴロゴロ。
アメリカ人ならではのスキンシップという感じですが、日本人としては子供といつまでもスキンシップがとれるって、ちょっと羨ましくありませんか?アメリカほどではないにしても、子供が小さいうちからたくさんスキンシップをとって仲良しでいられるといいですよね。
結果的に、非行に走る可能性が低くなる効果もあるそうですよ。
02.
食事中には
テレビやスマホをOFF
デジタルデバイスに関する悩みは、万国共通のようですね。食事中もついついテレビやスマホに夢中になってしまいがちですが、本来は大切なコミュニケーションの時間。楽しくおしゃべりしながら食べたほうが何倍もおいしくなるはず。
自分ではほんのちょっとだけスマホを見ていたつもりでも、放っておかれたほうは気になるものです。実際、食事中はテレビを消したほうが子どもにとっても健康的、という研究結果もあるそうですよ。
03.
「おやすみ」前の
ひとときを大切に
寝る前に絵本を読んであげる、寝かしつけに添い寝してあげる、というひとときは子どもにとっても大切な時間。忙しい毎日でも、そのときばかりはゆっくり時間をとって、一緒に1日を締めくくれたらステキですよね。
一緒に寝てくれるのなんて、子どもが小さいときだけです。
04.
「しつけ」には愛を持つ
日本でも子どもを叱るときの体罰はタブー視されるようになってきましたが、アメリカは日本以上にそのあたりが厳しい国。暴力は恐怖を植え付けるだけ、という考え方です。
もしも子どもと意見が割れることや、揉めるようなことがあったら「愛を伝えるチャンス」だと捉えると良いそうです。子どもが「どんな状況でも自分を愛してくれている」と感じることが大切。
05.
コミュニケーションのときは
目を合わせる
子どもと話すときは、必ず目を合わせましょう。大きくなってくると、子どももスマホなどに気を取られて、なかなか目が合いづらくなります。
「相手を見ずに話すのは失礼だ」ということを教えるためにも、ちゃんと目を合わせて話すことはとっても大事ですよ。
06.
たくさんの笑顔を
言われてれば、家族に接するときに“意識して笑うこと”って少ないかも。子どもが帰ってきたとき、部屋に入ってきたとき、できる限りの笑顔で出迎えてみましょう。
あなたがいつもニコニコしていたら、子どもだって気分が良くなるはずだし、あなたの近くにいることが不快になることもないでしょう。
初めはちょっと照れくさいかもしれませんが、「笑顔の出迎え」を始めてみませんか?
07.
ポジティブな
ロールモデルになる
どこの国の親だって、やっぱり子供には「ルールを守りなさい」と、守ってほしいことばかりを言ってしまうようです。
でも、もしも大人がそれを守れていなかったら?子どもはしっかり見ています。子どもに守ってほしいことは自分も実行しなければいけません。人には親切にして、フレンドリーかつ責任感を持って行動、そういう姿をつねに見せていれば、子どもだって変わってきます。
08.
何かを決めるとき
子どもにも話し合いに
参加させる
アメリカでは「家族で話し合って何かを決める」ということが日本よりも多いそうです。つい大人たちで話し合って、子どもには結論を伝えるだけになっていませんか?
家族にとって重大な出来事は、もちろん子どもにだって影響するもの。意見を聞くことで意外な発見があるかもしれないし、子どもにとっても「意思決定に参加する」という経験ができます。
話し合いのやり方って、意外と教えてもらえないこと。どうやって意見を言うのか、自分の意見がどう受け止められ、反映されるのか。それが子供にとって貴重な経験になるのかもしれません。
09.
「ムダな時間」こそ
一緒に過ごす
子どものために何かしてあげようと、習い事やアクティビティで予定を埋めていませんか?もちろんそれも素晴らしいことですが、何の計画もないような時間を一緒に過ごすことだって、とても大切です。
自分の思うがままに過ごす「自由な時間」を共有できるなんて、最高のぜいたく!冗談を言い合って、一緒に笑って、新しい遊びを一緒に発明するなんていうのはどうでしょう?人生は自分次第で楽しくしていけるんだ、ということを教えられる貴重な機会になるはず。
10.
つらいときは
寄り添ってあげる
子どもが傷ついているとき、いじめられているとき、誰かとうまくいっていないとき、悩みがあるとき。寄り添って話を聞いてあげましょう。悩みは一時的なものだったり、大人から見ると大したことないと思ってしまうこともあるかもしれませんが、彼らにとっては真剣な問題。
小さいときに転んでしまったときのことを思い出してみましょう。両親から「大丈夫だよ」と言ってもらえて、どう対処したらいいかを話し合えれば、とても安心できるはずです。