ダウン症のスーパーヒーローの漫画を描いたパパ。「息子に前を向いて生きてほしい」。胸いっぱいの愛に涙。
「パパ、かっこよすぎだよー!」と思わず叫びたくなるようなストーリーに出会っちゃいました。
息子のために
自分で漫画本をつくったパパ
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まるで宝物でももらったかのように満面の笑みを見せる男の子。名前はOllie君。手に持っている「METAPHASE」というタイトルがつけられた本は、パパのChipさんが自ら描いた漫画。
Chipさんは、ダウン症を患って生まれてきたOllie君に「前を向いて生きてほしい」と、息子の参考になるヒーロー漫画を探した。けれど、ダウン症が主人公になっている作品は見つからず、ショックをうけたそう。
そこでChipさん、諦めるどころか「自分でつくる!」と漫画本をつくってしまった。しかも、主人公は息子。
実際になかを覗いてみると…。
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作品のなかでOllie君は、周囲の人たちから他の人と違う扱いをうける。でも本心では、自分も平等に扱って欲しいと願っているのだ。
あらすじによると、主人公の父親は特別な力をもつスーパーヒーロー。その父に憧れて、CMで「誰にでもパワーを与えることができる」と謳う会社に相談に行くが、何やらうまくいかない様子…。
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漫画を読んだ人からはポジティブな感想が集まっているよう。Chipさんによると、「続きはないの?」と聞いてきた子どももいるんだとか。
実はOllie君、漫画が完成した当初は、すぐに自分が主人公だと自覚することができなかったそう。でも読むたびに、パパと2人で写った写真を見せられていたところ、除々に理解しはじめたようで。
「初めてわかってくれたと思えた瞬間は、特別な時間だったよ」
とChipさん。
こんなに愛されているOllie君が少し羨ましい!なんて心のなかで思いつつ、漫画を手にした時の彼の笑顔に負けないくらい、輝く未来を生きていって欲しいと願わずにはいられないのです。
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Licensed material used with permission by Chip Reece