息子に友だちができるように、と3年間ランチボックスにイラストを描き続けたパパ
イラストレーターのDomZombieさんは、3年前から毎朝小学生の息子のランチバッグにイラストを描いてきました。なんと、その数は400枚以上。
プロならではのクオリティの高さににも驚きですが、このキャラクターイラストには、息子を想うパパの優しさが詰まっていたのです。
友だち作りのキッカケに。
DomZombieさんの息子はとってもシャイで、友だちを作るのがあまり上手ではなかったそうです。
「息子にはすでに何人か友だちがいたんだけど、もっと多くの友だちを作ってほしかったんだ。このキャラクターを描いたランチバッグがそのキッカケになってくれればいいな、と思ってね」
実際、息子がいつもの仲良しグループがいない、州外のサマースクールへ行ったとき、このランチバッグがとても役に立ったと言います。
「制作には1時間も
かからないよ」
こんなにクオリティが高いのに、1枚あたり1時間もかけずに描き終えることができるそうです。
「夢中になると1時間くらいかかってしまうこともあるけど、テレビを見ながら楽しく描いていると、すぐにできちゃうよ。絵の具や色鉛筆で描いているんだ」
イラストに描くのは、DomZombieさんが息子と一緒に見た映画や、テレビのキャラクターが多かったそうです。本来、ランチバッグはすべて使い捨てなのですが、彼の息子はすべてキレイに保存。とくにスターウォーズのイラストがお気に入り。
「息子はスターウォーズや、DC、マーベルといったアメリカンコミック・ヒーロー、そしてトロールやオークなど、ファンタジーに出てくる怖いモンスターが大好きなんだ」
ときにキャラクターではなく、トランプ大統領といった実際の人物の似顔絵だったりも。
「ときどき、サンドウィッチの汁や、飲み物をこぼしたりして汚してしまうこともあるけれど、それは仕方のないこと。息子が喜んでくれているから、僕も嬉しいよ」