愛する息子と出会えたおかげで、ボクは人として成長できた。
一児の父である33歳のJonathan Juiさんが描くのは、1歳と約10ヶ月の息子のMiloくん(愛称Baobao)の“成長マンガ”。
これは、かわいい盛りの子どもの姿を記録することだけを目的にした子育て日記ではないのです。はじめて親になったとき、「自分が良い父親になれるのか不安でいっぱいだった」というJonathanさん。それでは、失敗と成功を繰り返す親子の成長記録をどうぞ。
01.
毎朝のように思うこと
1)パパ:「ん〜、まだ寝てるね。」
2)「ボクが、こんなことしちゃったら、どうなるのかな。」
3)「あぁ、そんなことできないよね…もうっ可愛すぎっ。」
02.
悩ましい“うんち問題”
1)パパ:「さぁ、うんち、うんち!ガンバレー!」
2)息子:「もう、でたよ。」
パパ:「よし。じゃぁ、こっちにおいで。」
3)パパ:「おいおい、もういいんだよ。でたって言ったじゃないか。」
4)パパ:「ああ、なんてことだ。」
03.
そう甘くはない、
“おしっこ問題”
1)ママ:「あ〜ダメダメ…でも頑張ったね…。」
2)ママ:「どうなってるの?なぜか、いつも私に向かっておしっこしてくるのよ!いったい、どうしたらいいの?」
3)パパ:「なるほどね〜。それは、君が男じゃないし、アソコがないからだよ!僕が代わりにやってみせるよ。」
4)【その直後】
パパ:「あーあ、なんてこった。」
04.
どんなことがあっても、
パパは息子の未来を信じてる
パパ:「息子よ、たとえ誰かに、自分の可能性を否定されても、それを信じてあきらめることはないんだよ。」
05.
なりきる息子の“謎のこだわり”
パパ:「食べる前にピザつくったほうが、いいんじゃないかな?」
息子:「しーっ!料理長はボクだよ。」
06.
そんなところも、かわいい。
ママ:「Baobao、お風呂からでたら、おっぱいあげるね。」
息子:「いやいやいやいやいやいやいや…」
パパ:「息子よ、残念だけどママの言ったこと、わかっているんだろ。」
07.
パパからの知恵
パパ:「モノをたくさん持てるようにと、ポケットというものはある
んだぞ。」
08.
どんなことがあっても、
パパは君を守るから。
父から息子へ
伝えたい「思い」をマンガに。
苦戦しながらも、愛情いっぱいに暮らす家族の姿は、なんだか微笑ましいですね。
冒頭でも述べましたが、息子さんが生まれたときは、大切な命を守る親としてのプレッシャーがあったJonathanさん。Miloくんと過ごした約2年間のことについて、インタビューをしてみました。
ーどうして、成長記録をマンガに?
Jonathan:Baobaoが生まれてから、「いつか息子と思い出を共有するために、覚えておきたいな」と思う瞬間がたくさんあって。けれど、それをすべて写真におさめるのは難しい。たとえば、おしっこのときとかね。だから、マンガが一番だなって思ったんだよ。
ーMiloくんが生まれたときの気持ちを、聞かせてください。
Jonathan:ボクは、“良い父親”になれるかとても不安だった。もちろん、生まれたときは、嬉しくてたまらなかったよ。そうだな〜、あとはこれから寝れなくなっちゃうんだろうなって、ちょっとナーバスな気持ちもあったんだけどね。
ーMiloくんの「スゴイ!」と思う部分は?
Jonathan:Baobaoは、将来シェフになりたいみたいなんだ。だから、調味料がたくさん並んだ棚の側で遊ぶことが大好きで。家中のすべての調味料の香りを確認して味見したいとか言うこともある。なんと息子は、ミント・オレガノ・照り焼きソース・ごま油・醤油・シナモン・クミン・バニラ・海塩・コーヒーなど、調味料を判別するようになちゃって。
ちょっと舌も肥えてきてね。ブルーベリーや鴨のロースト、ブルーチーズなんかもお気に入りみたい。しかも、ピザづくりもマスターしつつあって、料理好きの妻にそっくりなんだよ!
ー印象に残っている、Miloくんとの思い出は?
Jonathan:うーん、これはかなり難しい質問だね。たくさんあるんだけど、そうだな……。息子はいつもオナラの音が聞こえると、ぜーんぶボクのせいにしてくるんだよ。たとえ、自分がしたとしても、紙を破る音や椅子を引きずる音であってもね。まだ2歳にもなってないのに、「オナラをしたパパが悪い!」って、ボクを責めてくるんだよ(笑)。
ー最後に、父親になって良かったことを教えてください。
Jonathan:ボク自身が、人として「成長」できたと思うんだよ。親になるということは、大変なこと。辛抱強くなったし、求めてばかりの昔みたいな欲もなくなったね。今では相手を理解することが大切だって気づいたし、理解するチカラも身についたと思うんだ。