息子のカミングアウトを「BBQのソース」にたとえた傑作CM

嗜好の違いなんて結局のところ人それぞれ、べつに大した問題じゃあない。ところが、それが当たり前だと感じられるかどうかは、どうやらその「好み」によるというのが世の中なのかもしれません。

で何が言いたいかって?このCMが、それをバッチリと言い得てくれているんです。まずは、こちらを。

ずっと家族に秘密にしていた
ボクがトマト派だってこと。

描かれているのは、息子のカミングアウトを家族が受け入れていく場面。ただし、その表現の仕方が普通じゃなかった。もう完全に脚本の勝利。1分50秒の動画に「多様性」という言葉の意味を改めて考えてしまいました。

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お父さんの誕生日を家族で祝うガーデン。この家では家族全員バーベキューには、BBQソースが当たり前、だと思っていたようです。手にしたソースをこれでもか!の勢いでかけまくる一同。

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ただひとり、怪訝な顔を浮かべる息子。しばらくして、意を決したように立ち上がると、言葉を選びながらこう話しはじめました。

「じつはさママ、パパ……今まで黙ってたけどボクが好きなのはトマトケチャップなんだ」

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息子の言っている意味が理解できない、呆気にとられた顔をする一同。続く失笑。けれど、息子が続けます。

「いや、違うんだパパ。ボクは“トマトマン”だってこと。ずっと前からなんだ」

偽りのない真剣なその表情に、ようやく事の真相を理解した父。こみ上げる感情を抑えきれず、その場を立ち去ってしまいました。

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しばらくして一同の元に戻った父。

「パパ、ダメよ」

家族の心配をよそに、そのまま黙って息子を強く抱きしめ、こう声をかけました。

「さあ、一緒にお祝いをしなきゃな」

単純な違いなんて、
大した問題じゃない

じつは、息子の隣には同性のパートナーがいたんですが、この父の誕生日に同席した彼の存在については、誰も問題視していない。なぜなら、この動画内における性的マイノリティはあくまでトマトケチャップだから。というのがオチ。

A simple difference should not be a big deal(単純な違いなんて、結局は大した問題じゃない)。誰を好きになるかなんて、バーベキューのソースの好みのようなもの。トマトケチャップ企業ではなく、LGBT団体(オーストラリア)がこの動画を制作したことに大きな意味を感じてしまいます。それも、こうしてエンタメに落とし込んでね。

Licensed material used with permission by Writer/Director: Armand de Saint-Salvy, Production Co: 13co.io
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