う〜む。人生について考えさせられる企業広告【まとめ4選】

何気なく見た動画に、大きく心を揺さぶられることがあります。忙しい日々のなかで見落としていることや、もっと目を向けるべきだった出来事の数々ーー。

ここで紹介したいのは、各企業のメッセージが詰まった4つの企業広告動画ですが、その内容は大きな反響を呼びました。

01.
ひとりぼっちのクリスマス。
おじいちゃんの
メッセージが心に響く

大きなクリスマスツリーに、広いテーブル。しかし、そのテーブルを埋める家族はいません。子どもたちはみんな、世界各地でそれぞれの人生を歩んでいたからです。ひとりぼっちのおじいちゃん。

そんな矢先、忙しい子どもたちに送られたのは、おじいちゃんの最期のメッセージでした。

テーマは「家族愛」。2分足らずの動画が終わったあと、家族の顔が浮かんでくるかもしれません。

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02.
カンヌ国際広告賞ゴールド受賞
AIDS女性患者のCMに
仕掛けられたトリックとは?

主人公はエイズ(AIDS)を患うSelinahさん。この動画は、彼女の90日間に及ぶ治療の日々を撮影したものですが、どこか違和感を感じるはず。ベッドに横たわる彼女が次第に痩せ細っていき、肋骨もあらわに…。そう、これは投薬による治療を行えば、AIDSでも回復への希望が持てることを伝えるために、逆再生されているのです。

2000年より、HIV感染症およびエイズ患者への支援活動を行う「 TOPSY FOUNDATION」が制作したこのCMは、カンヌ国際広告賞でフィルム部門ゴールド賞を受賞しました。

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03.
究極のエコ!
オレンジだけを使って
「発電」しているネオン広告

「Tropicana」が公開した、斬新な広告動画。ネオン広告の発電に使われているのは、なんとオレンジに含まれている「酸」だけなんです。見た目も、流れる音楽もキュートなこの動画。簡単そうに見えますが、制作には約3ヶ月、使用されたオレンジは全部で2,500個と、かなり大がかり。使用後のオレンジは堆肥やバイオガスとして使用されたそうです。

「Energie Naturelle (Natural Energy) 」と表示されたネオン看板から、自然由来の電力という意思が感じられます。街でこんなディスプレイに出会ったら、それだけで嬉しい気分になるかも。

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04.
DVに苦しむ女性たち。
街の視線が彼女を救う
斬新な看板広告

英・ロンドン東部のカナリー・ワーフに、ある電子看板が設置されました。映し出されているのは鼻血を流し、顔にアザができた女性の顔。しかし、通行人が看板を見れば見るほど、徐々に女性の顔から鼻血やアザが消えていったのです。

じつはこれ、家庭内暴力に苦しむ被害者へ関心を持ってもらうことを目的とした、看板広告なんです。下に設置されたモニターカメラが視線を感知して、女性の傷が癒えていく映像が映し出される仕組み。

「目を向け続ければ、DVはなくなるかもしれない」というメッセージが込められています。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。