結婚する息子へ贈った、父からの「最後のお願い」が深い・・・
いま、アメリカで話題を呼んでいる父と息子の一幕。結婚を決意した息子が、父にその報告をする。たったそれだけのやり取りですが、きっとあなたの心は動くはず!
「理由もなく謝れ?」困惑する息子、父の真意とは?
息子:親父、オレ結婚することにしたよ。
父:まず、私に謝りなさい。
息子:はぁ、なんでだよ?
父:いいから謝るんだ。
息子:だから何のためだよ!オレが一体、何をしたって言うんだ?
父:いいから、ただ謝れ。
息子:何にもしてないのに、謝る理由がないだろ!
父:謝るんだ。
息子:いったい、何だっていうんだよ。
父:「ごめん」って言わないか!
息子:頼むよ、親父。意味が分かんないよ!
父:言うんだ…、ゴメンって。
息子:親父…分かったよ。オレが悪かった…
父:…よし!もう、お前に伝えることは何もない。人生にはな、理由なんてなくたって、人に頭を下げなきゃいけない時がいくらでもある。その意味をお前がきちんと理解できているなら、反対する理由なんてどこにもないよ。
1週間で2.5万コメント
アメリカで大論争に
結婚前の息子と父親の会話。これが、フィクションなのか実際にどこかの親子の間で交わされたものか、定かではありません。
でも、2015年12月16日、米メディア「Bright Side」のFacebookに投稿されるや、瞬く間にシェア(現在約98万シェア)されたことは事実。多くの人の耳目を集めることとなりました。その注目度の高さは、2.5万件を超えるコメント数からも察しがつくでしょう。
ところが、ジェンダーフリーと多文化主義を尊重するアメリカ、“ならでは”の反応と言えるのかもしれませんが、寄せられたコメントの大半は女性からのものでした。
「謝ることで問題に目を向けないのはいかがなものか」「本質から逃げる手段にすぎない」など、結構辛口な意見が多く見受けられます。もちろん、男性陣の賞賛コメントや、「“人生”における場面を言っているのであって、必ずしも女性の前とは限らない」。そんな意見もあったことも、付け加えておきます。
あなたなら、どう解釈する?
では、あなたなら、父親と息子の会話をどう受け止めるでしょう。父親が例えに出した“頭を下げる場面”その解釈いかんで、この会話の妙味が変わってくる気がしませんか?
その意味するところがどうであれ、人生の教訓をユーモア溢れる表現で息子に伝えた父。主観をどこに置き、どう捉えるか。賛否両論あれど、このコンテンツが多くの人々を巻き込んで、結婚とは?人生とは?親子とは?さらには、男女の向き合い方まで議論させていることに、大きな意味があるのかもしれませんね。