「僕の中にあなたの息子さんがいます」花嫁を号泣させたサプライズ
息子を2年前に亡くしたBeckyさん。深い悲しみを乗り越え、そばで支えてくれたパートナーと、この夏再婚することになりました。純白のドレスを着て愛する家族や友人たちに囲まれるなか、新郎から思いもよらないサプライズプレゼントが。
目の前に現れたのは…
結婚式の最中、おもむろに口を開いた新郎Kellyさん。このハレの日に参列することができない、亡くなった彼女の息子Triston君について切り出したそうです。それは、きっと天国から見守っているだろう彼のために、特別に席を用意したこと。生前自らの意志でドナー登録をしていたことについて。
戸惑いを隠せないBeckyさんを横目に、「Triston君の心臓を移植した人物が、今日ここへ来ています」と紹介。
すると、目の前に1人の男性が姿を現しました。
Triston君から心臓を授かったJacobさん。Kellyさんに頼まれ、この日のためにカリフォルニアからアラスカまで飛んできたそうです。Beckyさんのそばに歩み寄ると、二人は再会を果たす本当の親子のようにきつく抱き合いました。
彼の体内で息づく息子の心臓に近づいたBeckyさんは涙が止まらず…。この時のことを「本当に信じられなかった。思わず悲鳴をあげてしまい、早く彼を抱きしめたくてたまらない気持ちになりました」と語ってくれました。
2年ぶりに感じる
「息子の存在」
サプライズは続きます。用意されていた聴診器を渡されたBeckyさんは、Triston君の心臓の音を直接聞くことに。
「聴診器で心臓の鼓動を聞いた時は、ただただ驚きと喜びでいっぱいでした。こみ上げる涙を抑えることができなかった。人生の大切な日に、こうして再び息子の存在を側で感じることができるなんて奇跡だと思えたから」
「時」を超えた家族の絆
BeckyさんがJacobさんと対面したのはこの時が初めてでした。カメラに向かって笑う三人はまるで本物の親子のよう。「時を超えた家族の絆」が見えたような気がしてなりません。