母が撮ったのは、「世代を超えた絆」の大切さ。
この写真を見た時に、祖父母と過ごした日々を思い出しました。そして、愛情をもって自分たちの経験や考えを話してくれたことに改めて感謝したい気持ちになったのです。
おじいちゃんとおばあちゃんと孫の愛おしい姿を記録するのは、フォトグラファーであり2児の母でもあるIvette Ivensさん。彼女は、家族との記念写真を残そうと思って撮影するのではありません。世代の違うもの同士が絆を深めることの大切さを伝えようとしているのです。
「世代」の違いが
次の時代をつくる
Ivensさんの両親が頻繁に会えるような距離にいないことから、子どもたちと会えるように毎年3ヶ月間は一緒に暮らすと決めているそう。この限られた時間を過ごす中で、この作品「Generations」を作ろうと思ったようです。
おじいちゃんとおばあちゃんと子どもたちが同じ時間を過ごすのは、家族としてとても大切。「愛を感じながら、自分たちが知らない文化や価値観を自然と吸収できる日々は何よりの宝物なんです」と、彼女は語っています。
年の離れた2人が探検に出かけている様子。
語り合い触れ合いながら一緒に過ごすかけがえのない時間。
祖父母と子どもたちが絆を深めていく時間をIvensさんは撮影し続けます。
毎晩、寝るときに孫たちに本を読み聞かせているそう。
ポーズを撮った見せかけの写真ではなく、愛のある自然な姿。
別の時代を過ごしてきた人と時間を共にしないと、その人たちだけがもっている知識は全て失われてしまう。未来へとつなぐために、子どもたちは様々な年齢と関わったほうがいいということをIvensさんは伝えようとしています。
Licensed material used with permission by @ivetteivens