子どもに言ってはいけない13のフレーズ。「はい、おしまい」「どうでもいい」
誰でも子どもを傷つけるようなことは言いたくないものです。
ところが、「Your Tango」にまとめられていた「子どもに言ってはいけないフレーズ」は、日常で普通に使っているものがズラリ……。
01.
「泣くのはやめて」
聞き分けなく泣いているときには、つい「泣かないで!」って言いたくなっちゃいますよね。でも、大人にとってはイライラしちゃうような理由でも、子どももそれなりの理由があって、泣くほど動揺しているということなんです。
「泣くのはやめて」と言ってしまうと、自分の気持ちを出すことはいけないことなんだ、自分の気持ちは認めてもらえないんだ、と感じてしまいます。
02.
「ママがやってあげる」
子どもが「自分でやる」と言ったから見守っていると、どうしてもイライラしてしまいがち。急いでいるときや、うまくいかないとわかっているときは、とくに手を貸したくなってしまうもの。
だけど、子供の気持ちを聞かずに横から手を出すことだけは避けましょう。代わりに「手伝いが必要?」と聞いたり、「こうやるともう少し簡単にできるよ」とコツを教えてあげると、やりたい気持ちを摘まずにすみます。
03.
「そういうことする子は嫌い」
子どもは時々信じられないことをしたり、癇癪を起こすこともありますが「子どもってそんなものだ」と思っておいたほうがいいのかもしれません。
ママだって完璧じゃありません。「あぁ、もう今この瞬間は、我が子でも嫌いだわ」と思ってしまうほどのこともあるでしょう。でもそれは、心の中にとどめておくこと。
ではどうするか。「そういうやり方は嫌」とか「そういう話し方は嫌だな」というように、“やり方”を指摘するようにしましょう。
04.
「泣くことなんて
なにもないじゃない」
これもよく聞くフレーズですが、よくよく考えてみると「泣く理由がない」なんて勝手に決めつけるのは良くないこと。大人が泣いているのを見かけたとき、同じことは言わないですよね?
泣くのには子どもなりの理由があって、疲れたりお腹が空いたりしていて、動揺するのはまったく悪いことではないのです。こんなときは優しく「どうして泣いているの?」と理由を尋ねてあげましょう。
05.
「そんなことすると
赤ちゃんみたいだよ」
子どもが少し成長してくると、頻繁に口にしてしまうかもしれません。
でも子どもってそんなに簡単に大人になるわけじゃありません。大きくなっても子どもは子ども。ときに赤ちゃんみたいなこともあるけど、それが当然だと思っておけば、少しは気持ちがラクになるかも。
06.
「あなたのために
たくさんのことを
犠牲にしているのよ」
実際に子どもを育てるということは、自分の時間や労力をかけることになり「犠牲」を感じるかもしれません。
でも忘れちゃいけないのは、子どもは「自分のために犠牲になってほしい」なんて言ったことは一度もないということ。「あなたのために」とばかり伝えていると、罪悪感を与えることになってしまいます。
07.
「ひとりにして」
親にとっても、静かな時間は必要です。でも、こういう言い方だと子供は突き放されたと感じてしまうかも。
「ママ、ちょっと休憩したいな」「ママはこれからちょっとの間ひとりでいるね」といった優しい言い方ができるくらい余裕があるうちに休憩をとるようにしましょう。
08.
「自分のための
時間なんて全然ないのよ」
これも自己犠牲を伝える言葉。そう感じちゃうことは確かにあるけど、子どもに言っても仕方ないこと。
特に子どもが大きくなってくると「自分はママにとっていらない子なのかな?」と、感じてしまいます。
09.
「質問ばっかりしないで」
子どもの質問攻めが始まると、本当にイライラしてしまいますよね。でも子どもには好奇心いっぱいのままでいてほしいのも、また事実。
わからないことを聞かれたとき「ママも知らないな」「フシギだね」とコメントしてあげるだけでも会話になります。「いろんなことに気がつくね」「すごい質問を思いついたね」とほめ言葉を用意しておくのもいいでしょう。
10.
「はい、もうおしまい」
子どもと何かをしたり出かけたりすると、つい大人の都合で動きたくなっちゃいますよね。「買い物の間、キッズスペースで遊んでいて」と言っておきながら、買い物が終わったら「もう遊びはおしまい。帰るよ」というのは、よく考えてみるとちょっと不公平。
子どもからすると「あなたの意見なんて聞かない。いいから次」という意味に聞こえてしまうかも。
11.
「大したことじゃないでしょ」
大人にとっては大したことじゃなくても、子どもにとっては大事件!つい大人になるとこういう言葉を使ってしまうんですよね。
パズルができた、アイスクリームを落としちゃった、動物園でキリンを見た、子どもにはどれも大事件です。いっぱい一緒に喜んだり、悲しんだりしましょう。
12.
「そんなふうに◯◯しないで」
「もじもじしないで」「騒がないで」「おしゃべりしないで」など。子どもは大人がしてほしくないことでも、ついやってしまう存在なのです。
でも、それをただ指摘しても直るものではないありません。「しないで」と言うよりも、「してくれたら嬉しいな」という風にポジティブに伝えたほうが子どもも受け入れやすいはず。
13.
「どうでもいい」
「お友達が休み時間に木のかけらを食べちゃってたの」「私、今はウッディじゃなくてバズが好きなの」。子どもにとっては重大なことなのです。ママに教えてあげなきゃ!と一生懸命。
「どうでもいいわ」なんて言わず、小さいことでも明るい気持ちで接すれば、毎日がもっと楽しくなるでしょう。