アメリカ発「ピックルボール」が熱いワケ

今、SNSでじわじわ話題になっているスポーツがある。それが「ピックルボール」。テニス、卓球、バドミントンのいいとこ取りをしたような、新感覚スポーツだ。

火付け役は「ティップネス」
フィットネスクラブが新スポーツに挑むわけ

ラケットとボールさえあれば、公園や駐車場でもプレイできる手軽さが魅力のピックルボールに熱視線を送ったのは、大手フィットネスクラブの「ティップネス」。コミュニケーションスポーツとしての価値を見抜き、多角的な展開をスタートさせている。フィットネスクラブといえば、筋トレやヨガなどが思い浮かぶが……なぜ今、ピックルボールなのだろう。

その背景には、ティップネスが大切にする企業理念があるようだ。「健康で快適な生活文化の提案と提供」を掲げる同社。ピックルボールはまさに、この理念を体現するスポーツだという。

©株式会社ティップネス

コミュニティを育む「ゆるスポ」の可能性

ピックルボールの魅力は、手軽さだけではない。ダブルスが基本のため、プレイを通して自然と参加者同士の交流が生まれる。楽しみながらコミュニケーションを取れるところも魅力的なスポーツ。地域社会や職場の人間関係が希薄化する現代社会において、共通の趣味を通じて人々を繋ぐ、そういった貴重なツールとなる可能性も秘めている。

ティップネスの45店舗での展開をはじめ、企業に向けた健康経営支援としてのプログラム提供や、自治体への健康イベント提案など、多岐にわたるシーンでの活用を推進していくという。

キーワードは「つながり」と「ウェルビーイング」。リモートワークの普及で希薄になった社内コミュニケーションを活性化し、従業員の心身の健康をサポートするピックルボールは、そんな企業のニーズにも合致する最適なツールと言えるのかもしれない。

運動音痴でも心配無用!
誰でも楽しめる秘密

「運動神経に自信がない」「スポーツはハードルが高い」そんな心配は無用。ピックルボールは、運動が苦手な人でもすぐに楽しめる。もちろん、テニス経験がなくても大丈夫。ルールはシンプルで、すぐにゲーム参加が可能だ。

じつは、経験者の上達スピードが緩やかなのもポイント。初心者でもベテランに勝てるチャンスがある。3月末にティップネスが渋谷区スポーツセンターで開催するピックルボール大会では、初心者向けの予選リーグも用意されていたように、誰でも気軽に参加できることもプレイヤーの裾の拡大にとって大きい要素。

運動不足を解消したい人も、新しい趣味を見つけたい人も、SNS映えする体験をしたい人も。ピックルボールは、そんなすべてのニーズに応えてくれるかもしれない。ティップネスの取組みを参考に、まずは体験会に参加してみるのがおすすめ。

新しいラケットを片手に、公園へGO!

PPA Tour / YouTube
Top image: © 株式会社ティップネス
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。

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