【富の再分配】物価上昇にもかかわらず、アメリカで寄付額11%増加のワケ

7月20日、アメリカを主な拠点とする慈善団体「Fidelity Charitable」が、2022年前半で集まった寄付金の総額を発表した。

その金額、じつに48億ドル(約6400億円)

彼らによれば、これは去年と比較して11%増加しているとのこと。物価上昇は続いているものの、ロシアによるウクライナ侵攻が大きなきっかけとなり、寄付金が集まったそうだ。

また、多くの寄付したのは「Donor Advised Fund(使途推奨冠名基金)」というファンドの価値が見出されていることが影響しているのだとか。これは個々人から集めた寄付金を元手に投資が行われ、その利益を慈善団体に寄付するもの。

税額控除の対象となるため、たくさんの人が「Donor Advised Fund」に寄付をおこなっているそうだ。

「Fidelity Charitable」は今以上に多くの寄付金を集め、富の再分配を進められるのだろうか? 今後の動向に注目だ。

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