16歳の少年が開発!議員の「政治献金額」が一目でわかるツール
政治家がどこから献金を受け取っているのかがブラウザ上で一目でわかってしまうプラグインが話題になっています。つくったのは、なんと16歳の少年です。
この機能をインストールすると、webページに表示された議員の名前を自動認識し、名前にカーソルを合わせるだけで彼らが「どこから・いくら」受け取ったのかを、瞬時にポップアップしてくれます。無料ということもあり、アメリカではかなり注目されているようです。
議員が受け取った献金の内訳を
一目で確認できる
難しい設定などは一切なし。政治家の名前がある記事ページを開くと議員の名前部分にうっすらと色が付きます。カーソルを合わせてみましょう。
議員の顔・名前・所属に加え、ズラっと産業名と献金額がポップアップ。一目でどんな政策に注力しているのかを知ることができます。
プロフィールやSNSにも簡単アクセス
ポップアップ下部にはより詳細な議員プロフィールをまとめたページへのリンクがあります。
そこには、経歴やWEBサイトリンク、各種SNSに加えメールアドレスまでまとめられたページが。
つまり、読んでいる記事の中の発言が、どんな人物によって行われているのか、献金額という指標を基に判断できるようになり、あらゆる議員の情報へのアクセスがより身近なものになるわけです。
作ったのは16歳の少年!
プラグイン「Greenhouse」を公開した2014年当時、開発したNick Rubin氏(17歳)はまだ16歳でした。WEBサイトにはこんなコメントを残しています。
「私はまだ16歳で、投票に行くにはまだ若すぎます。が、政治のシステムを改善するべきだということは十分知っています。このツールがその第一歩になることを願います」
この機能は、Chrome、Safari、Firefoxに対応しており、無料で追加可能。ポップアップには、政治の世界でお金がどうやって使われ、市民の生活にどう役立っているのかをまとめているwebサイト「OpenSecrets.org」から最新の情報が表示される仕組みに。
政治をより見えやすくするという意味では、多くの人にとって重要な役割を担うことになりそう。さらなる情報へのアクセスを可能にするべく今後もアップデートを進めていくとのこと。投票への判断材料としては、とても重要な指標となるかもしれませんね。