NY州知事が意志表明。「私たちは移民の州です。あなたのために立ち上がります。決して妥協しません」。
11月12日、大統領選挙後の混乱をうけて、ニューヨークのアンドリュー・クオモ州知事が自身のSNSに力強いメッセージを投稿し、注目されています。
ニューヨーク州には、この国の先進性の源としての誇りある伝統があり、今日これまでにないほどの重要な意味を持っています。ニューヨーカーとして、私たちはドナルド・トランプが運動を通して示したものとは根本的に異なる哲学を持っています。はっきり言わせてください。もし攻撃されていると感じたら、それが誰であれ自由の女神を港に持つニューヨーク州が避難所です。そのことを知ってほしい。あなたがゲイでも、そうでなくても。イスラム教徒でも、キリスト教徒でも。富裕層、貧困層、黒人、白人、褐色系に関わらず、私たちはニューヨークにいるすべての人を尊重します。これは、私たちが何者であるか、何を信じるかを表す核です。言葉だけではありません。私たちはそう州法に反映させてきました。そして、この国で何が起ころうとも、これからも同じようにそうし続けるのです。移民を攻撃する連邦政府の行動も、私たちの州では許しません。私たちは、移民の州です。最低賃金を15ドルと法で定めた州です。家族休暇制(Paid Family Leave)を導入した州です。平等な結婚を認めた州です。私たちは、ニューヨークです。あなたのために立ち上がります。決して妥協しません。見ていてください。
11月15日にも同様のメッセージが投稿されました。
ニューヨークの意志表示は、今も消えていません。毎日、私はニューヨーカーたちに驚かされています。逆境の中にある彼らの強さや優しさにです。あれから一週間が経ちました。かつてなく暗い恐怖心に駆られたアメリカ人たちによって、ヘイトスピーチが行われ、事件にもなりました。同時に数え切れないほどの親切な行いも見えました。ニューヨーカーは、憎しみに突き動かされてバラバラになっているのではありません。私たちは一心同体です。私たちは、お互いの違いを恐れません。私たちは、多様性によってもっと強くなれることを知っているのです。幾千もの人々が、希望のメッセージやサポートを伝えるために、情報をシェアし、ユニオン・スクエア駅の壁にポストイットを貼っている。昨日は私の声をそこに加えました。これがニューヨークなのです。この国の進歩の源として、私たちは、9・11と自由の女神、その両方を振り返ります。そして、必要とされるものをすべて受け入れるでしょう。それは変わっていないし、私がオフィスに居る限り変えさせません。私たちの価値や権利のため、アメリカが見据えているもののため、私たちを信じる人々のために、私たちは闘います。そのために、妥協するつもりはありません。
冒頭で紹介した投稿には、9,000件を超える様々なコメントが集まりました。州知事自身の手で駅の壁にポストイットを貼る様子がアップされており、その明確な意思表示にはインパクトがあります。
Reference:Andrew Cuomo