「空きオフィスを住居として活用」NY州知事が提案

新型コロナによってテレワークが進み、オフィスで働くことが常識ではなくなった昨今。カラオケ店や貸しスペースを仕事場として活用している人もいるのではないだろうか。

こうした「場所」の新たな活用を模索する動きが、ニューヨークの街にも広がっているそうだ。

1月11日、ニューヨーク州知事のアンドリュー・クオモ氏は州演説で、ホテルの空いた客室空きオフィスを手頃な価格の住居として活用する考えを示し、そのための法改正を提案すると約束した。

家賃の高騰低所得者向けの住宅不足ホームレスの増加......と、さまざまな問題を抱えるニューヨークだが、この施策によって住宅事情も改善するかもしれない。

また、雇用創出優秀な人材誘致のためにも、積極的に推進していきたい考えだそうだ。

とはいえ、実現に政府との積極的な介入が必要となると、一朝一夕にはいかない。しかし、オフィスやホテルなどを「仕事」「娯楽」としての機能として捉えるのではなく、単なる「スペース」という広いくくりで捉える動きは、今後も加速していきそうだ。

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TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。