ニューヨーク州知事が支持した女子サッカーの「Equal Pay」運動

ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、FIFA女子ワールドカップ2019で優勝したアメリカ代表の凱旋パレードに参加。その場で、アメリカサッカー界の男女賃金格差の是正を強化する法案にサインした。

事の発端は今年3月。実質的に同じ稼働をしているのに、男女間に賃金格差があるのは差別だとして、女子代表の28選手が米サッカー連盟を提訴。賃金面だけでなく、遠征や宣伝、雇用条件など男子と平等なサポートを求めた。その後、「W杯優勝」もあいまってこの運動はサッカーファンも巻き込み最高潮に。知事は、「男女均等はニューヨーク州の法律で定められているものだ」として、女子チームの支持を表明した。

キャプテンのミーガン・ラピノー選手は、W杯の賞金額に10倍以上も差があることを挙げて、国際サッカー連盟(FIFA)も批判。アメリカ国内だけでなく、女子サッカー界全体に浸透する「Equal Pay(同じ賃金を)」の運動に注目したい。

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