米ヴィーガンたち「バイデン支持」の理由とは?
勝利宣言で「結束」を呼び掛けた、次期大統領候補のジョー・バイデン。終盤までもつれにもつれた選挙戦、勝敗を分けたのが、コロナ禍での郵便投票だと言われている。
さて、「バイデン支持」の興味深いデータをご紹介。
ヴィーガン専門デートアプリ「Veggly」が選挙戦期間中に実施した世論調査によると、およそ75%のヴィーガンたちがバイデン支持を表明していたことが判明。登録者のうちの469人のみの回答のため、絶対数とは言い難いが、トランプ支持者はわずか6.5%に留まり、残りの18.5%は第3党への支持を示した。
種の保存法の改定をはじえ、絶滅危惧種に指定されてきたオオカミ保護の撤廃や、アラスカ国立公園でのクマの狩猟解禁など、オバマ政権下において確立された保護を次々と覆してきたトランプ政策。
環境保護にも熱心なヴィーガンたちの批判がそのままバイデン支持へと流れた見みても不思議ではない。また、クリーンエネルギーや気候変動対策においても、両者の間には大きな政策の開きがあった。
「再び尊敬される国に」を実現するため、いかにエココンシャスな社会を実現していくか。米ヴィーガンたちは、きっとそこにも注目しているはずだ。
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