トランプ氏「仮想通貨ユーザー票」獲得に向け、スニーカー販売?

去る8月1日、共和党大統領候補のドナルド・トランプ氏が、ビットコインをテーマにした1000足限定の「ビットコインスニーカー」の販売を開始した。

オレンジ基調、ハイカットデザインの同スニーカーは一足499ドル。販売からわずか2時間で完売。支払いには、ビットコインやアルトコインなどの仮想通貨を使用することができたようだ。

また、ローカット版なども販売されているらしい。

GetTrumpSneakers / X

トランプ氏は仮想通貨支持派

今回、トランプ氏はなぜ「ビットコインスニーカー」を販売するまでに至ったのか?それは、ズバリ「仮想通貨ユーザー層の票獲得」と「政治資金調達」のため。

そもそも、トランプ氏は“かなり”の仮想通貨支持派であり、今年7月にテネシー州で行われたビットコイン・カンファレンスの会議において以下のように発言している。

Collin Rugg / X

「米国の歴史上初めて、ビットコインおよび仮想通貨の寄付を受け入れた、主要政党の候補者であることを誇りに思う」

「仮想通貨への規制圧力を強める、米SEC(証券取引委員会)のゲイリー・ゲンスラー委員長を就任初日に解任し、米国保有のビットコインは、売らずに国家準備金に充てる」

そしてトランプ氏は、同イベントで32億円の献金による「資金調達」も成功させ、史上2番目の資金調達額という結果を残した。

このように、仮想通貨支持を強烈にアピールしながら、数十億単位の資金調達を成功させているようだ。

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世界屈指の億万長者にさらなる資金調達が必要なのかは、定かではない。しかし、けっして少なくない献金を受けながらも、仮想通貨支持派にアピールができるということで、今回のビットコインシューズの販売に踏み切ったのだろう。

先日、日本では岸田首相が時期総裁選への不出馬を表明した。日本とアメリカのトップが同時に交代するこの秋、今後の日米関係にどのような影響を与えていくだろう。

 

 

 

Top image: © Michael Ciaglo/Getty Images
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