アメリカ人「タンパク質の過剰摂取」で健康リスク増加

アメリカでは、多くの人が必要以上のプロテインを摂取し、重要な栄養素である食物繊維などが逆に不足しがちという問題が浮き彫りになっている。

こうした不均衡な食生活は、健康だけでなく環境にも大きな影響を与えているんだとか。新たな食の問題にどう対処すべきなのか。

この記事の要点

・アメリカ人は推奨される量の約2倍のプロテインを摂取し、植物性プロテインの摂取量が不足している
・プロテインの過剰摂取は健康リスクを高め、肉や乳製品の生産は環境への負荷が大きい
・平均的なアメリカ人は食物繊維を十分に摂取しておらず、植物性食品の摂取を増やすことで改善が見込まれる

アメリカ人の食生活におけるタンパク質の摂取量は、政府が推奨する量のおよそ2倍ほどらしく、米メディア『Vox』の報道によると、成人の約60%がより多くのタンパク質を摂取しようと食習慣に取り入れているようだ。が、これが逆に健康リスク増加につながると指摘する。特に動物性タンパク質は、心臓病やがんのリスクを高めることが指摘されているからだ。

高プロテイン、ケト、低炭水化物などのダイエットを実践する人々だけではなく多くのアメリカ人にとってこの過剰摂取は問題となっているようで、専門家は食物繊維を増やすことを推奨している。

2021年、「American Society for Nutrition(米国栄養協会)」が発表した研究では、アメリカ人成人のわずか7%しか適切な量の食物繊維を摂取していないことが明らかとなった。

「Cleveland Clinic」栄養士Nancy Geib氏は、ボディビルダーのような専門的なボディメイクをおこなっていない限り、動物性タンパク質に固執する必要はないと、過剰摂取への警鐘を促す。

栄養素に偏りのない食事を摂る、言うまでもなく健康への近道はそこにある。

参照元: Vox.com

※本記事はGeneraitve AIを一部活用して記事制作をしております。

Top image: © iStock.com/PhanuwatNandee
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