コオロギでできた「おやつ」の栄養価が想像以上だった。

コロコロと可愛らしく、シュガーフリー・グルテンフリー。天然素材を使っていて、おいしくて健康にもいいこのお菓子。

でもじつは、ある秘密があるんです。それは、小麦粉の代わりに「コオロギ」の粉末でできているということ。

タンパク質は牛肉の2倍
高栄養食品「コオロギ」

昆虫食の文化は世界中にありますが、中でもコオロギは一般的なもののひとつです。じつはとっても栄養価が高く、同重量の牛肉に比べてタンパク質は2倍、カルシウムやアミノ酸は牛乳以上とも言われています。また鉄分やオメガ3脂肪酸も豊富。

さらに、コオロギの飼育にもポイントがあります。1kgのタンパク質を作るために、牛肉の場合は10kgの餌が必要になりますが、コオロギならたったの1.5kg。さらに、牛を育てるためには22tもの水が必要ですが、コオロギの場合はほとんど必要ないそうです。

でも、実際は
抵抗があるのも事実…

さらにナッツのような香ばしい香りで味も良いということで、本来はもっと普及すべきなのかもしれませんが、食べ慣れない人にとっては、さすがに虫はちょっと…というのも頷ける話です。

そこで作られたのが、アメリカ発の「Seek Food」。パッケージにコオロギの姿はなく、見た目の抵抗感はなくなりました。それでも「コオロギ」と聞いてしまったら躊躇してしまう人が大半かも。ただ、食料問題の救世主になりうる存在でもあるのです。

チョコレートやハチミツなど
7種類ものフレーバー

お値段は1ビン120g入りで9ドル(約1,000円)。約6ヶ月の保存が可能で、ココナッツ味やチョコレート味、ハチミツ味にバナナ味と、フレーバーが豊富なのも特徴的。

お昼時のエナジースナックとして、または罪悪感のないデザートとして愛用する人も増えてきているのだそう。

現在、世界中では2,000種以上の昆虫が食べられるとも推定されています。かつてのネイティブ・アメリカンがそうしていたように、また未来の食糧源として、これを機に「昆虫食」についてもっと身近に考えてみるべきなのかもしれませんね。

Licensed material used with permission by Seek Food
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。