2029年までにオピオイド過剰摂取で120万人が死亡する可能性【アメリカ・カナダ】

2月2日、医学雑誌『The Lancet』にオピオイド過剰摂取による死亡が増えていることを受けて、あるレポートが公開された。

今のまま何も手を打たなければ、2029年までにアメリカとカナダでは過剰摂取により120万人以上が亡くなってしまう可能性があるというのだ。

そもそもオピオイドは麻薬性鎮痛薬として知られているが、慢性痛を軽減する目的で処方されることもある。それ自体は悪くないものの、悪用したり違法製造したりする人々が続出しているため、過剰摂取が後を絶たないといわれている。

ちなみに「アメリカ疾病予防管理センター(CDC)」は、昨年の11月に、2020年5月から2021年4月までの1年間でオピオイド過剰摂取による死亡者が、過去最多の10万人超えとなったことを発表している。

新型コロナウイルスの流行によって、オピオイドの問題は忘れられがちな話題となってしまっているが、解決に急を要するのは同じ。

今後のアメリカ政府とカナダ政府の動向に注目だ。

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