冷凍食品やファストフードの摂取量は「認知症リスク」に関係している【研究結果】

先月、医学雑誌『JAMA Neurology』にて、ある論文が公開された。

それには冷凍食品ファストフードなどの超加工食品の摂取量は、人の認知機能の低下リスクに関係しているという旨が記載されている。

超加工食品とは、保存料や乳化剤、香味料などの添加物が使用されている加工食品のこと。冷凍食品やファストフードなどがその典型例だ。

論文によれば、そんな超加工食品の摂取カロリーが1日の摂取カロリーの20%を超えると、認知機能の低下リスクが高くなるそうだ。ちなみに、調査期間は10年間で、調査対象はブラジル人の男女約1万人とのこと。

研究では、超加工食品の摂取量がもっとも多い層は、摂取量が最も少ない層と比較して、認知機能が低くなる速度は28%速く、実行機能が低くなる速度は25%速いとも明らかになったそう。

ただし、研究者たちは今回の研究内容は因果関係を実証するものではなく、あくまでも関連性を調査しただけとのこと。……とはいえ、添加物の摂取に関するリスクは、頭に入れておいて決して損はないだろう。

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