英国で、蚊媒介感染症のリスクが高まりつつある【研究結果】

「イギリス健康安全保障局」によると、英国で蚊媒介感染症のリスクが高まりつつあるらしい。2040年代から2050年代までに、英国の一部はデング熱やチクングニア熱、ジカウイルスなどを媒介する可能性のある蚊の生息地になるかもしれないそうだ。

原因は、深刻化する気候変動。温室効果ガスの増加による気温上昇がこのまま続くと、蚊が媒介する病気のリスクが英国で高まると予測されるという。

なお、フランスやイタリアでは既に蚊媒介感染症が発生しているとのこと。ロンドンでは、2060年までにデング熱が定期的に発生すると見られているようだ。

感染症を媒介する蚊が一度住み着いてしまうと、完全に駆除するのは至難の業らしい。「イギリス健康安全保障局」は蚊や蚊の卵の国内への侵入を防ぐため、国境などに監視システムを導入しているという。

デング熱などを媒介する蚊は、東南アジアや中南米などを主な住処としている。しかし、地球温暖化が進むと、全世界へと移住を始めてしまうかもしれない。

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