「蚊に刺されないため」の技術、開発なるか?【研究結果】

2月4日、米「ワシントン大学」の生物学の教授Jeff Riffell氏たちが、学術雑誌『Nature Communications』に蚊が人間の肌の色を感知していることを示唆する論文を掲載した。

対象となったのはネッタイシマカ。黄熱病やデング熱、ウエストナイル熱、ジカウイルス感染症などの媒介蚊として知られている蚊だ。

彼らは人間から吐き出される二酸化炭素などのほか、肌の色も頼りにしていると考えられるそう。実験で二酸化炭素を与えて、どの色に惹かれるのかを観察したところ、赤やオレンジに反応したことが、この推察の裏付けとなっている。

今後も蚊から完全に身を守ることは非常に難しいかもしれないが、Jeff Riffell氏たちの研究によって、新たな蚊よけの技術が開発されることを願うばかりだ。

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