「窓ガラス」が全てソーラーパネルになる!開発が進む、透明フィルムの正体とは?
米・企業「SolarWindow Technologies, Inc」が開発しているのは、建物の窓ガラスが太陽光発電できるパネルになる優れもの。その見た目は従来の商業ビルなどの遮光ガラスとほぼ同じです。もちろん紫外線もカット可能。
有機ポリマーで作られた柔軟性のあるシートが使われており、太陽光や人工の光から発電ができるそうです。
50回建てのビルで実験を行った結果、得られたエネルギー量は従来の屋上に設置するタイプのソーラーパネルの50倍ほど。
削減できる二酸化炭素排出量もこれまでの12倍に。環境への影響も大幅な改善ができるのだとか。
ガラス工場に設備を加えるだけで生産が可能なため、巨額の投資を必要としないのも大きな要因です。
同社は、アメリカ国内に建設されている住宅や商業用高層ビル8,500万件にこのパネルを設置することを目標として掲げており、実現すれば自然エネルギーによる電力で大幅なエネルギー効率の改善が見込めるのだとか。
製造コストも安く済むと想定されているため、近い将来、各家庭の窓ガラスが電力を賄うために重要な役割を担うようになるのかもしれませんね。
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