パネル型より35%効率的「球体型のソーラー充電システム」
スペイン・バルセロナの建築家André Broessel氏がデザインした「Rawlemon Solar Energy Generator」は、球体型のソーラー充電システム。
従来のものと大きく違う点は、太陽や月の光を追跡する仕組み。透明な球体を通して一点に集中させた光をパネルへと照射し、発電効率を上げます。
この方法で発電を行う場合、従来のパネル型と比較して発電効率が約35%も高くなります。第一弾の大きな球体型の発電機は「INDIEGOGO」で資金調達に成功、予約販売中。
地球儀のように設置するタイプの「Beta.ray」は、直径1mと1.8mの2つのサイズがあります。それぞれ、1日最大1.1kWh/3.4kWHの電力を生むことが可能で、価格は日本円にして80万円/120万円ほど。
また、その他にもオフィスなどに設置する窓枠タイプも開発されています。こちらは1日に2.5kWhの発電が可能に。なにより外見も未来的。
同プロジェクトでは、この発電方法を備えた建物を6つの大都市に設置する計画が進められており、バルセロナ・ニューヨーク・パリ・東京・ベルリン・ロンドンが候補として挙げられています。
開発を行う「Rawlemon」のHPによれば、将来的には街中の設備や窓ガラスにこの球体型ソーラーパネルを設置し、機能と美しい外観を兼ね揃えたエネルギーシステムを構築する予定。
小型のデバイスも販売中
一般家庭用のミニサイズも発売しています。USB経由で充電が行える小型の発電デバイス「Beta.ey」シリーズなら約2万円から購入可能。停電の時に便利かもしれません。詳しくはコチラから。
Reference:Kickstarter , INDIEGOGO
Licensed material used with permission by Rawlemon