ソーラーだけじゃない!通行人の「歩く力」もエネルギーになる世界初の街路灯
「持続可能な社会」に向けて、世界の様々な企業がエコな活動を進めていますが、アメリカのEnGoPLANET社が開発したのは、「太陽光」と「通行人の歩く力」がエネルギーになる世界初の街路灯。
すでにラスベガス市と提携を結んだとのことで、これからの街灯のスタンダードになるかも!?
イメージを覆すECOな街路灯
街路灯は世界中に3億個以上もあると言われていて、CO2の排出量に換算すると年間で1億トン以上にものぼるそうです。
そんな状況を打破すべく開発された「EnGoPLANET STREET LIGHT」は、太陽と歩行の2方向からエネルギーを蓄えるシステム。さらに、人が通った時にだけ光を照らしてくれる「インテリジェントセンサー」も備えていて、徹底的に無駄をなくしています。
このセンサーも驚きの多機能で、空気レベルや温度・湿度、解析可能な防犯ビデオ、交通のモニタリング、水検知器などもついているとか。
エネルギーの吸収は「光」と「歩行」
街路灯の近くを歩くと、特別なパッドによって、運動エネルギーとして充電されていきます。
その「歩く力」と、上部についている「ソーラーパネル」の2つでエネルギーを蓄え、街灯のLEDを照らします。この太陽光によって23%の効率アップを実現。
チャージ・ステーション
としての機能も
としての機能も
蓄えられたエネルギーは街灯の光に使われるだけでなく、設置されているUSBポートやワイヤレスチャージャーにも使われていて、さらにFree Wi-Fiスポットとしても機能。
温室効果ガス削減
ゼロ・エミッションな社会へ
従来の街灯から「EnGoPLANET STREET LIGHT」へと変えた場合の実装データを見ると
・年間消費電力は、1226kWh→0kWhへ
・年間CO2の排出は、497lbs→0KwHへ
・街灯ひとつあたりの年間コストは、1,380ドル→100ドルへ
と、環境面・コスト面ともに大きな効果が得られているとのこと。
再生可能なエネルギーを使った活動は、今後もますます注目を集めていきそうですね。