蚊が嫌う肌表面を作る「刺されないための新技術」が開発

蚊が嫌いな人(そもそも「蚊が好き!」って人はあんまりいないかもだけど......)に朗報だ。

「花王」が、地球上でもっとも人類を殺している生物である蚊から人々を守るため、蚊に刺されることを防ぐ新技術を開発した。

その内容は、肌に水との親和性が低い特定のオイルを塗ることによって、蚊の嫌いな表面を作り出し、吸血のために肌に長くとどまらせないというもの。

メス蚊を用いた実験では、何も塗っていない肌には平均85%が吸血行動を示したのに対し、低粘度のシリコーンオイルを塗布した肌には、平均4%の蚊しか示さなかったという。これは驚異的な効果といえるだろう。

オイルは化粧品にもよく用いられるものだそうで、スキンケアをするように負担なく虫除けができそう。

ちなみに、自然界で蚊を肌に降り立たせないことによって虫除けを行う例に、カバの赤い汗が挙げられるのだとか。日やけ止め効果保湿効果もあるカバの分泌液に、蚊からも身を守れる機能があるなんて、これこそ最強のスキンケアかも……(笑)

Top image: © iStock.com/Noppharat05081977
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。