アメリカ発
ワインを缶で飲むスタイル

昨年の12月、米セブンイレブンが缶入りワイン「Roamer」を発売しました。これはひとつのトレンドを象徴するような出来事だと思います。

アメリカでは今、缶ワインがキテるんです。

こんな感じです!

全然ワインっぽくありません。

この“ワインっぽくない”というのが、ポイントです。

実際にアメリカに住んでいる友だちに聞いてみたところ「缶ならピクニックやBBQでも気軽にワインが楽しめるところがいい」「ボトルよりも缶のほうがデザインがPOPで親しみやすい」とのこと。

なるほど、です。

くわえて、コスパがいいっていうのもあるみたい。

銘柄によって異なるとはいえ、缶ワインは250ml〜350ml缶で8ドル以下(ちなみに米セブンイレブンの新商品は4.99ドル)。一般的な缶ビールよりはちょい高めとはいえ、アルコール度数は12%ぐらいなので、お金をかけずに陽気になれるんですね。このあたり日本でストロング系缶チューハイがウケてる理由と似ています。

飲みきりサイズだから、ワインの酸化も防げますね。

めちゃくちゃアメリカらしいトレンドだと思いませんか?

日本でも缶ワインは発売されていますが、主流は圧倒的にガラス製のボトルです。缶ワインのポジションは決して高いとは言えません。コルクを抜いて、ワイン専用グラスに注ぐのがワインの正式な楽しみ方です。これはヨーロッパ各国でも同じ。

そんな伝統や固定概念にとらわれずに「缶入りなら便利だよね!」と、純粋にワインを楽しもうというのが、このトレンドです。

オープナーもグラスも不要。缶をプシュッと開けてCheers!というわけ。めちゃくちゃアメリカらしいトレンドですよね。

Top image: © Underwood Cans
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。