Youtubeに投稿された「両腕のないギタリスト」の歌に世界中の心が動いた
2012年にその年最もバイラルした動画のひとつとしてCBS Newsで取り上げられたこのYouTube動画には、両腕を持たずに生まれたミュージシャン「George Dennehy」の演奏が記録されている。
彼が歌ったのは、アメリカのロックバンド「Goo Goo Dolls」の名曲『Iris』。そのあまりに美しすぎる歌声に、その場にいた誰も立ち上がって歓声と拍手を贈った。
足でギターを弾いている姿や歌われた楽曲は大きな注目を集めるひとつの要因だったかもしれない。が、この動画をきっかけに知られることになった彼の人生に勇気をもらったという人々も多い。
ルーマニアで生まれ孤児院へと預けられた彼は、1歳でアメリカ人の家族に養子縁組として引き取られた。8歳からチェロを学び、クラシック音楽を演奏し始めた後、誰に勧められたわけでもなくギターやベース、ピアノの演奏を始めた。
彼の演奏を見た誰もが心を動かされたというが、YouTubeへの動画投稿をきっかけに世界中の人々に知られることになった。映画『City of Angels』の挿入歌として話題になった楽曲『Iris』で繰り返し歌われる歌詞が印象的だ。
「 I don't want the world to see me.'Cause I don't think that they'd understand.When everything's made to be broken.I just want you to know who I am.」
(みんなに見てほしいとは思ってない。きっと、わかってはもらえないから。すべてが消え去ってしまう運命なら、キミにはボクのことを知ってほしい)
Licensed material used with permission by George Dennehy
※歌詞の日本語訳はTABI LABOによる意訳です。