フィンランドでは日常。サウナに毎日入ると、長生きできるってホント?

熱〜いサウナ。冷た〜い水風呂。交互に繰り返し入ると気持ちいい!なんて人の話をよく聞きます。血行も発汗も促進できて健康にいいんだよ、なんて意見も多いですが、実際どうなんでしょうか?

そこで、20年以上にも及ぶ長期的な調査を行ったのは、サウナ大好きフィンランドの人々。病気のリスクなどとの相関関係をはかったそうですが、健康にいいと思われる要因がいくつも見えたそうな。

毎日サウナは長寿の秘訣?

2015年2月、アメリカの医師会雑誌(JAMA)に掲載された東フィンランド大学の調査によれば、サウナに通う頻度の高い人ほど、心臓病リスクや全死因による死亡率が低かったそうです。

もちろん、週に一度の人や毎日入る人もいました。が、週に1回未満の人と4回以上行く人とで比較するとその差は歴然。TIME誌には論文の著者であるJari Laukkanen博士のコメントが掲載されています。

「回数は多いほうがより良い結果になっていました。もちろん週に2〜3度でも効果があるようですが、最もリスクが低かったのは週に4回以上サウナに入る人でした」

利用時間によっても
差があった

さらに、入る時間が11分未満の人と19分以上の人を比較した場合でも、後者がよりポジティブな効果を得ていました。

フィンランドのサウナといえば、その多くが乾式。調査対象に選ばれたのも、室温が80度〜100度の乾式サウナです。あくまで統計結果からみた相関関係ですが、Laukkanen博士はこう続けます。

「心拍数が上がり発汗が促され、エクササイズと同様の効果が期待できます。そのため、リラックス効果や幸福感も得られるでしょう」

もちろん、心拍数が上がるということはそれだけ心臓に負担がかかっているのも事実。脱水症状を引き起こすこともあるため、あくまで入り過ぎは禁物です。

しかし、この調査結果からいえば、どうやら"長生きできる"というのもあながち嘘ではないのかも。サウナ好きの皆さん、どう思いますか?

Reference:JAMA, TIME
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