「廃棄物からできたアート」に、あなたは、何を想う？

廃棄物からアート作品を生み出す未来のコンテスト「COIL Upcycle Art Contest 2021」。

同コンテストは「世の中に対して、廃棄物について考えるきっかけを与える」という目的のために、環境と人のこれからに対する問いを提起、議論する場として開催。

全国から応募された123点の作品のうち、最終選考に進んだ12作品から最優秀作品が決定する最終審査会が、先月、おこなわれた。

最優秀作品となった『Has an aura.』は、顔を持った奇妙な「電子廃棄物」の集合体。石膏で作られた握手を求める手とリアルな顔の裏側は、不要になった電子基板や電子機器の部品で構成。ロボットのような存在感ながら、不思議な“気配”を醸す作品だ。

そのほかの準グランプリ作品など、廃棄物から生まれたアート作品12点は、一定期間、山口県周南市にある主催者「中特グループ」のオフィスにて展示し、同時に関係者と協議をおこなって全国への展示行脚を行う予定。

各作品のアーティストによるそれぞれの作品の説明はこちらから確認できる。

今後は、創作成果の評価だけでなく、アーティストの持つ考えや思いにも同じくフォーカスを当て、共に議論することで「アート作品のその先（環境や廃棄物問題について考えること）」をより活性化していくとのことだ。

『COIL Upcyle Art Contest 2021』
【展示場所】株式会社中特ホールディングス本社（山口県周南市久米3034-1）
【テーマ】「2050年の当たり前」
【公募内容】本来廃棄されるような物の活用、その物が独自に持つ特徴・魅力を一段と引き出せる作品プランを募集