プラスチック廃棄物をレンガに!ケニア発のプロジェクト
環境に優しくて強度のある「キノコ製レンガ」が話題となるなか、ケニアで変わったエコなレンガが開発されたようだ。
ケニア・ナイロビ在住のNzambi Mateeさんが開発したこのレンガは、プラスチックゴミと砂を混ぜ合わせて製造されるのだとか。
コンクリートのレンガよりも耐久性があり、カラフルな色が特徴で、プラスチックの新しいリサイクル方法として大きな注目を集めている。
© UN Environment Programme/YouTube
Mateeさんは、もともと石油業界で働いていたが、ナイロビの路上に置かれた大量のプラスチックゴミに衝撃を受けて会社を退社。実家の庭に実験室を設置し、新しい建材の可能性を模索していた。
すると「コロラド大学ボルダー校」の材料研究室に奨学金付きで招かれることに。大学の協力もあって、このプラスチックレンガの製造に成功したようだ。
彼女が開発したブロックは原材料費がとても安いことから、安価な建材として地元コミュニティの新しい基盤になりつつあるという。
今まで合計20トン以上のプラスチックをリサイクルし、会社は約112人の雇用を創出したようだ。
まだまだ急成長していくと思われるこの企業。地球環境と地域コミュニティにいい影響を与え続ける同社を応援したい。
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