「廃棄物からつくられたアート作品」専門のECサイト

山口県で産業廃棄物の収集運搬業を営む「株式会社中特ホールディングス」が、持続可能な文化の醸成を目指し取り組むアート事業「ACTA+(アクタプラス)」。

その一環として、廃棄物から生まれたアート作品のECサイトがオープンした。

©株式会社中特ホールディングス

同社では、かねてより廃棄物から生み出されたアートの公募展を開催。国内外のアーティストによる作品を通して、素材(廃棄物)について探求したり環境問題について議論する場を設け、持続可能な文化の醸成をはかってきた。

その取り組みをさらに拡張すべくオープンしたECサイトでは、アクタプラスが独自にキュレーションしたアーティストの作品を展開。たとえば木材やペットボトル、デニムなど、素材の風合いを生かして作られた一点物の数々がラインナップする。

©株式会社中特ホールディングス

Samsara【廃木材、廃アクリル板】
輪廻転生を意味するSamsara。どこかでこぼれ落ちた廃材が作品となり、
またどこかで何かに変わっていく諸行無常を、円を起点としたループによって表現。

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good morning【ペットボトル】
廃棄ペットボトルを600℃の熱で溶かし、構成。
外界に触れる時の誕生の興奮を、まだ空と海しかない朝として表現。

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artificial 【廃デニム】
人を模すことで、豊さを追い求めた結果、地球を汚し、
自らの首を絞めてしまった人類へのアンチテーゼを表現。

アート作品に加え、カードケースやメガネケースといった日常使いができるプロダクトも。

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カードケース【牛乳パック】
丁寧に手で鞣した牛乳パックからつくられたサスティナブルなミニウォレット。
エコなライフスタイルのきっかけに。

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メガネケース【ダンボール】
荷物を運ぶ段ボールの素材特性を活かした、
身近な生活場面で使用できる一点もののハンドメイド品。

アクタとは、かつて日本で「廃棄物」の意味で使われていた「芥(あくた)」に由来するそうだ。

廃棄物の所有が憧れになれば──。そんな想いが込められた同事業の今後に、大きな期待がふくらむ。

ACTA+

【公式ECサイト】https://acta-plus.com/

Top image: © 株式会社中特ホールディングス
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。