先進国が捨てた電子機器を「墓場」から再利用。サステナアートの展覧会が開催

先進国が投棄した廃材でアート作品を作り続けている社会活動家でありアーティストの長坂真護氏の展覧会「Still A Black Star」が、東京・汐留の「パークホテル東京」にて開催される。

期間は2月3日(木)〜3月16日(水)。

長坂氏といえば、自ら経営していた会社が倒産し、路上アーティストに転身したという異色の経歴の持ち主だ。

“世界最大級の電子機器の墓場”といわれるガーナのスラム街・アグボグブロシーを訪れ、先進国が捨てた電子機器を燃やして暮らす人々と出会い、「先進国の豊かな生活は、スラム街の人々の犠牲のもとに成り立っている」という真実をアートを通して伝えることを決意。

以降、この考えを「サスティナブル・キャピタリズム」と称し、貧困問題や環境問題の解決に向けたアート活動をおこなっている人物だ。

今回、“日本の美意識を体感できる時空間”がコンセプトの「パークホテル東京」を舞台に披露されるのは、アグボグブロシーの電子廃棄物を再利用した作品たち。

それに加え、日本の越前和紙を使用して世界平和を表現した、“満月”がテーマの作品群も並ぶという。

©株式会社芝パークホテル
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会期中は、本イベントにちなんだ宿泊プランや朝食に夕食などの特別メニューも展開。

長坂氏が繰り広げる世界観を体感し、貧困問題や環境問題、世界平和について知り、感じるために──。

宿泊者でなくとも無料で入場できるので、ぜひ多くの人に訪れてほしい。まずは、本展の予告ムービーをチェックしてみて。

© online MAGOGALLERY / YouTube

長坂真護展「Still A Black Star」

【期間】2022年2月3日(月)~3月16日(水)
【場所】「パークホテル東京」34階 コリドーギャラリー34(東京都港区東新橋1-7-1 汐留メディアタワー)

Top image: © 株式会社芝パークホテル
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