太陽光を利用した"浄水装置”が「LEXUS DESIGN AWARD」を受賞
「LEXUS」が、革新的なアイデアでよりよい未来を創造する新進気鋭のクリエイターの育成や支援を目的に、2013年から開催している国際デザインコンテスト「LEXUS DESIGN AWARD」。
今年は、過去最高となる世界66の国や地域から2079点の作品が寄せられ、そのなかから6作品がファイナリスト作品に選出。
なかでももっとも優れた作品として、デンマークを拠点に活動するデザイナーのヘンリー・グロガウ氏が手掛けた「Portable Solar Distiller」がグランプリに選ばれたことが発表された。
© lexusjpchannel/YouTube
「Portable Solar Distiller」は、高度な技術を必要とせず、太陽光を活用して汚れた水や海水を蒸留できる構造物だ。
建てられた構造物は日差しを避けるためのコミュニティスペースとしても機能するように設計。
インタビュー動画では、コンペにおいては当初は違う蒸留装置を考案していたが、一流のメンターたちから「より大きなスケールで考えてみてはどうか」とのアドバイスをもらったことに言及。
そこで、デザインを可能な限りシンプルにし、現地の素材や方法に合わせて建設できるより実用的なデザインへと昇華させたようだ。
シンプルなアイデアながら、洗練されていて実用性も高い画期的なこのデザイン。
ほかにも、ファイナリスト作品には、プロダクトデザイナー・阿部憲嗣氏の作品をはじめとしたユニークなアイデアが揃っているので、興味のある方はこちらから目を通してみてほしい!
Top image: © LEXUS DESIGN AWARD