大気汚染物質からつくられた「鉛筆」が誕生
大気汚染問題を抱えるインドにて、それを解決するよう多くの人に働きかけるプロジェクトが進行している。その名も「Actions to Breathe Cleaner」だ。
そもそも大気汚染は、人間の肺などに悪影響を与えるだけでなく、認知能力や集中力にも害があると言われている。つまり、大気汚染によって、子どもたちの学習機会が奪われたり、そのクオリティが低下してしまったりしているのだ。
そんな状況を受けて、「Actions to Breathe Cleaner」は大気汚染物質を含んだ鉛筆を製作。学校に設置された空気清浄機の残留物と黒鉛を混ぜ合わせ、間接的に大気汚染について知ってもらう仕掛けをつくったのだ。
また、デリーに暮らす1000人の子どもたちと一緒に、大気汚染物質からつくられた鉛筆を使用して、オープンレターも作成。今以上にきれいな空気を吸えるようになるために大人たちに行動を求めるメッセージが書かれたという。
移動手段は車ではなく徒歩を推奨したり、植林活動に参加するように求めたりしたようだ。
「Actions to Breathe Cleaner」による行動は、いったいどれだけの影響があるのだろうか? 子どもたちの未来を守るためにも、一人ひとりができるアクションは実際に行動にうつしたいものだ。
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