さようなら......「BEAMS」の定番ショッパー
'80年〜90年代、一斉を風靡した“渋カジ”こと渋谷カジュアル。
その代表格「BEAMS」から世間を驚かせる一大発表が。
ブランドの代名詞であり、渋カジ世代にとって一つのステータスでもあったあの「ショッピングバッグ(通称:ショッパー)」が廃止され、新たなコットン製のバッグが販売されることになった。
© BEAMS Co., Ltd.
86年に誕生したビニールのショッパーは、ドローコードで口を絞り、斜めがけできる便利さに加え、ブランドカラーのオレンジのデザインが大ヒット。普段遣いとして使用できる、ショッピングバッグの概念を変えた名作だった。
時代に合わせ、植物由来の素材に変更するなどアップデートがされてきたが、このたびプラスチック廃棄の量を減らすべく刷新。
GOTS認証を受けた100%のオーガニックコットンを使用し、名作のデザインを踏襲しながら現代らしいサステイナブルなものへと生まれ変わったのだ。
店頭での購入者に550円で販売される、エコバッグ的な存在となった。
「BEAMS」は、買い物をするたびにショッピングバッグを消費する前提を変えたいとのことで、売上の一部は緑化活動や人材育成のために寄付されるそう。
使いやすさもデザインもそのままに、現代らしいエッセンスで革新を遂げた「ショッパー」。
歴史的な変革を機に、買い物の新しい相棒として定着していくことを期待したい。
© BEAMS Co., Ltd.
© BEAMS Co., Ltd.
Top image: © BEAMS Co., Ltd.