なぜ、10月10日に記念日が集中するのか?
何気ない一日に思えるような日が、世界のどこかでは特別な記念日だったり、大切な一日だったりするものです。
それを知ることが、もしかしたら何かの役に立つかもしれない。何かを始めるきっかけを与えてくれるかもしれない……。
アナタの何気ない今日という一日に、新しい意味や価値を与えてくれる。そんな世界のどこかの「今日」を探訪してみませんか?
一年中でもっとも「〇〇の日」が多い日
昨年より、「体育の日」改め「スポーツの日」と呼称変更されたってこと、知らなかったとしても無理はありません。なぜって、今日10月10日はどういうわけか記念日だらけ。ちょっと呼び名が変わったとて……。
「日本記念日協会」によれば、なんでも今日10月10日が一年でもっとも記念日が多い日なんだそう。じつにその数53。
「銭湯の日」これは鉄板。1010(せんとお)まんまっすね。「TOTOの日」これは当然。「お好み焼きの日」鉄板でじゅうじゅう焼く音にちなんで、これもOK。「目の愛護デー」1010を横にすると目と眉毛に見えることから。わかる。「貯金箱の日」日付の「1」を硬貨投入口、「0」を硬貨に見立てて。どうにか理解はできる。
この辺からね、もう理解の範疇を越えてくるワケですよ。
たとえば「ポテトサラダの日」。
デリア食品株式会社が制定したこの日は、北海道産ジャガイモの収穫時期である10月にポテト(POTATO)の「TATO」が1010をイメージできること。ポテサラの材料となるにんじん、ジャガイモ、きゅうり、玉ねぎを横に並べると1010を想起させるから。だそう。
極めつけは「萌の日」。わかります?「十月十日」の漢字4文字を分解して組み合わせると「萌」とな。
もうね、なんでもアリな気分。
覚えやすい数字、語呂合わせ、絵文字的な発想。いったい、何が記念日を惹きつけるのだろう? 謎は深まるばかりです。