「読む媚薬」ロマンス小説のすゝめ

恋する者たちよ。
あの子を帰らせたくない者たちよ。
ロマンス小説を読みなさい。

──TABI LABO編集部, 2021年。

恋愛小説に、ほんのすこし、もしくはたっぷりのラブシーンを加えたジャンル「ロマンス小説」の別名は、“読む媚薬”

読者の想像力も“そういう気分”もかき立てるその効果、じつは調査で実証されているんです。ただし、データはかなりの年季モノ。

1985年、2人の心理学者が48人の主婦を対象におこなった調査によると、ロマンス小説を読む人は、読まない人に比べて74%も頻繁に愛を交わしていたんだとか。

回数にして、週に3.04回(読む派)と1.75回(読まない派)。こうかはばつぐんだ……。

ロマンス小説家・Maria Veloso氏の見解では「女性の性欲は恋や愛にまつわる感情に直結しているため、感情を揺さぶることはそのまま前戯になる」とのこと。

あの子・あの人を引き止める勇気、パートナーとのマンネリを溶かす勇気が生まれるかもしれない、ロマンス小説。600〜1000円で手に入るので、一度試してみてはいかが?

ハードルが高い場合は、一緒に散歩する、音楽を聴く、ワインを飲む、ラブシーンのある映画を観る、なんてのも効果的とされているけれど……結局のところ、小説のキャラクターみたいな、まっすぐな言葉が一番響いたりするんですよね。
 
ともあれ、ロマンスの神様があなたに微笑みますように。
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