本がドンドン読みたくなる「読書通帳」って知ってる?

最後に図書館を利用したのが、いつだったかうろ覚え。という人も多いでしょう。たとえ本好きだったとしても。
IC(集積回路)の導入とともにデジタル化が進み、利便性が高まる図書館では、最近こんな素敵なアイデアで利用者の満足度を高めているようです。

読んだ本を
通帳記入していく楽しみ

通帳記帳例3Photo by : 八尾図書館

こちらは、その名も「読書通帳」。自分が借りた本を銀行の預金通帳のように、自分で記帳していくというもの。そもそもは、子どもの読書意欲向上を狙ってつくられたそうです。

利用者の持っている通帳を図書館設置の読書通帳機に入れると、貸出日、本のタイトル、著者、貸出館が記載され、通帳1冊で書籍216冊を記帳することが可能。

上の写真は、大阪府の八尾市立図書館(八尾・山本・志紀・龍華)で導入されている通帳です。じつはこの読書通帳、現在でこそ、全国12自治体で導入されているそうですが、公立図書館では、山口県の下関市立中央図書館が最初に導入。2010年3月のことでした。

貯めるのは、
お金じゃなくて“知識”!

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こちらは、ユーザー「とらまる」さんの読書通帳。空きスペースに自分なりの評価を書き込んだり、メモ代わりに使いたい。と、ツイートされています。

ところで、ICタグが内蔵された通帳は、一通あたり数百円ほどかかるそう。ですが、地域企業や銀行が通帳にロゴを入れることでスポンサーとなり、小学生以下に無料配布するなど、官民連携を取ることに積極的な図書館もあるようです。

記帳の様子2Photo by : 八尾図書館

「どれだけ本を読んだか」を、通帳記入で貯めていく楽しみ。貯まっていくのはお金じゃなくて“知識”。だから、満期もありません。
「もっと読みたい」子どもの読書意欲を刺激することにも成功。自分の記憶のなかに、さらには記録としても残せる。これは、ナイスアイデアですよね!

Reference : 株式会社内田洋行
Licensed material used with permission by  八尾図書館 , とらまる

 

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