美しい自然と現代アート
四万十町でアートトレイル「森の美術館」が開催中

細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』の聖地となっていることで、今年話題となった高知県。

“日本で最もキレイな川”ともいわれる「仁淀川」や、言わずと知れた「四万十川」、そして今では文化財として保護されている「沈下橋」が雄大な自然と共に織りなす絶景は、日本人であれば一度は観ておきたいところだ。

そんな高知県の四万十町で、自然だけでなく現代アートも共に楽しめる企画が開催しているらしい。

四万十町アートトレイル「森の美術館」では、トレッキングコースを中心に世界で活躍するアーティストらによる美術作品が展示されているという。

©四万十町アートトレイル「森の美術館」
©Manami Sakamoto

作品を提供するのは、オーストリアのメディアアートの祭典「アルス・エレクトロニカ」への出演や「Tokyo 2020 オリンピック閉会式」の演出を手掛けたAkiko Nakayama、「MUTEK.JP」へも出演している映像アーティストのManami Sakamoto、「映像作家100人」に選出されている中市 好昭を始めとした国際的に活躍する作家。

また、「フジロックフェスティバル」などでライブペイントを行う2人組のペイントアーティストGravityfreeや、石巻で「日和坂アート研究舎」を主宰する巨匠Parco Kinoshita、ポップな世界観で注目を集めているアーティストSHETAも名を連ねているほか、コース入り口までのバスデザインは、大型絵画制作も行うLUISE ONOが担当している。

トレイルコースは森林鉄道の廃線跡が整備されたという場所となっており、起伏の少ない約8kmほどの道のり。

さまざまな作風の独創的な作品が四万十の秘境各所に展示されており、来訪者は自然の空気を味わいながら、大人から子どもまで楽しめる内容になっているようだ。

©四万十町アートトレイル「森の美術館」
©四万十町アートトレイル「森の美術館」

同企画は、12月1日より始まっており来年2月28日まで開催している模様。

また、最終日まで最寄り駅からコース入口までを、臨時バスが無料運行しているとのこと。

高知の旬の食材を使ったお弁当やネイチャーガイドによるツアーといったオプションも用意されているので、興味がある方はこちらから情報をチェックしてみて欲しい!

Top image: © Akiko Nakayama
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。