アパレルの大量廃棄をゼロへ。「ZOZO」の生産支援プラットフォームによる受注販売スタート

ファッションブランドの過剰在庫のゼロを目指す、新しい仕組みの誕生だ。

「株式会社ZOZO」が、今月1日からスタートさせた生産支援プラットフォーム「Made by ZOZO（メイドバイゾゾ）」。同社が運営するファッションEC「ZOZOTOWN」上で、受注販売を行うサービスだ。

複数の異なるデザインの商品を同時並行で生産可能にする独自のシステムを開発することで、最低1着から生産をおこない、商品を受注してから最短10日で発送。

受注した後に生産工程に入るため、ブランド側は返品などの特別対応の場合を除けば在庫を積まず商品を生産できるメリットとなる。これであれば、売れ残りリスクゼロで販売でき、商品のバリエーションを豊富に揃えることが可能となる。

また、「ZOZOTOWN」利用者にとっては、目当ての商品の完売による買い逃しがなくなるほか、受注生産商品を購入の選択肢のひとつとして選べることで、サステイナブルファッションを日常生活に気軽に取り入れられるというわけ。

9月1日（木）からは、「ユナイテッドアローズ」のオンラインストア限定レーベル「info.BEAUTY&YOUTH」の受注販売がスタート。

今後は、「nano･universe」「SHIPS」など計50型以上の受注販売を順次開始し、対応ブランドや型数は拡大予定とのことだ。