【ブルックリン発】アパレル業界でゴミ0に挑むファッションブランド

アパレル業界では、大量の生地の切れ端がゴミとして捨てられている。その量は米国だけでも、年間約900万トンにも及ぶのだそうだ。

この大量の廃棄物に目をつけたのが、ブルックリンを拠点として活躍するファッションデザイナーDaniel Silverstein。

モードの匂いがする
絶妙なパッチワーク

状況を問題視した彼は、生地の切れ端を集めてスウェットシャツを作ってみた。それをSNSで公開したところ「どこのブランド?」「欲しい!」とポジティブなコメントが多く書き込まれたそう。想像以上の反響があり、2015年には「zero waste daniel」というブランドを立ち上げることに。

「クッキーをつくる時、型を抜いた後の材料を使って、またクッキーをつくるだろ。同じ要領で、服をつくる時に出る切れ端を使って、もう一度服をつくるんだ」

Danielは簡単そうに話すが、その出来栄えは、やはりセンスと経験に寄る部分が大きく寄与している。アイテムは、トップス、ボトムスが中心。2つとして同じものはないのが最大のポイント。モードな匂いのする絶妙なパッチワークは、地元で大きな評判となっているようだ。

アパレルに新たな視点を持ち込んだ功績は大きいと感じた。最近では「エコフレンドリーでない企業はクールじゃない」というトレンドが起きてきてはいるが、地球環境のためにこの流れがさらに加速していくことを願っている。

NYへ行く機会があれば、店舗を訪れてみるのもいいだろう。なお、Tシャツであればオンラインで注文できるようだ(約6,700円)。詳しくはコチラまで。

Licensed material used with permission by zero waste daniel
TABI LABO この世界は、もっと広いはずだ。